「第4回 栽培醸造技術者のためのワークショップ」の開催について
ワークショップ2016年08月04日
【第4回 栽培醸造技術者のためのワークショップ】
~コブス・ハンター教授によるブドウ畑実習とキャノピーマネージメント(樹冠管理)セミナー~
9月4日(日)、日本ワイナリー協会は初の栽培ワークショップを開催します。
8 月末、山梨県農政部がブドウ生理学の第一人者、南アフリカはステレンボッシュ大学ブドウ栽培醸造学部コブス・ハンター教授を招聘します。
ハンター教授は研究者であると同時に、ヨーロッパやアルゼンチンなどでヴィンヤードの栽培指導の経験も豊かです。2005 年に来日し、山梨県を中心にブドウ畑での実地指導を行い、明野の三澤ヴィンヤードがハンター教授の提案で高畝式を導入するなど結果が出ています。
来日に際し、招聘元である山梨県のご配慮とサントリーワインインターナショナル(株)登美の丘ワイナリーのご厚意により、山梨県外の栽培担当者にも参加いただけるワークショップを下記のように開催いたします。
畑でのデモンストレーションが含まれるため定員は30 名。募集に際しては、山梨県外のワイナリーの栽培担当者を優先させていただきます。
記
- 日時:平成28年9月4日(日)9:00-13:00
- 会場:サントリーワインインターナショナル(株) 登美の丘ワイナリー
- 受講料:協会員5,000円(非会員7,000円)
- 定員:30名
- 概要:
9:15-10:50 バスにて畑に移動、以下を予定。(※2)
1. ブドウの畝に沿って堀った側溝にて根の張り方を観察しながら根系とキャノピーの関連を解説。
2. 高畝式栽培区画にて実習。
3. 問題のある区画にて問題点の指摘と対処の仕方を解説。
4. 甲州の垣根栽培区画にて実習
(ワインテラスに移動、セミナー)
11:00-12:30 食物生理学を踏まえたキャノピー・マネージメント
12:30-13:00 参加ワイナリーのブドウ畑の画像診断
13:00 解散(※3)
※1及び※3:ワイナリー⇔甲府駅は自家用車を使用しない場合、タクシー利用(自己負担)となります。
甲府駅北口タクシー乗り場に8 時20 分に集合いただければ、乗り合わせてワイナリーに移動しますので、乗り合い希望の方はワークショップ申込時にお申し出ください。帰路も同様です。
※2:園内の移動は登美の丘ワイナリーのご厚意により見学者用バスを利用。
ハンター教授は山梨県のコンサルタントプログラムで登美の丘を事前に訪問、その結果により実習内容が変わる可能性がありますのでご了承ください。
● 事前テイスティング&懇親会 :9月3日(土)
自家用車で来場する参加者もいますのでワークショップ当日の試飲はありません。それに代えて前日に懇親会を開催し、そこで登美の丘ワイナリーの渡辺直樹ワイナリー長のリードでテイスティングをいたします。翌日のワークショップを補完する懇親会となりますので、ワークショップと合わせて是非ご参加下さい。
- 会 場 : レストランバー アルフィー
- 日 時 : 9 月3 日(土)17:30より
- テイスティングワイン(予定):
・登美の丘 シャルドネ
・登美 赤
- 会 費 : 5,000 円
- ワークショップ参加者以外の方のご参加も歓迎します。
●申込先:日本ワイナリー協会 事務局担当 窪野
〠103-0027 東京都中央区日本橋2-12-7 武田新江戸橋ビル2階
☎03-6202-5728 FAX03-6202-5738
E-mail : kubono@yoshu.or.jp
別紙申込書に必要事項を記入して8月26日(金)までにメール又はFAXにて提出願います。
先着順(定員30 名)とし、かつ山梨県外のワイナリーの栽培担当者を優先とさせていただきます。希望者多数の場合は参加できないことがありますのでご了承ください。
なお、山梨県内の参加希望者へは、申込締め切り後の、8月29日(月)メールにて参加の可否を連絡させていただきます。
● 受講料、懇親会費の支払方法
受講料:5,000 円(非協会員は7,000 円)
事前テイスティング&懇親会:5,000 円
なお、受講料、懇親会費の納入は振込のみとさせていただきます。
振込口座:三井住友銀行 日本橋東支店
普通預金 №6977966
口座名義 日本ワイナリー協会(ニホンワイナリーキョウカイ)
8月31日(水)までにお振込み下さるようお願いいたします。
【コブス・ハンター 博⼠Kobus Hunter, PhD 略歴 】
南アフリカ国⽴ステレンボシュ⼤学ブドウ栽培醸造学部ブドウ理学/栽培学教授
ARC(南アフリカ農業研究所園芸およびブドウ栽培醸造部⾨) 主任研究員
植物⽣理学の基本から応⽤まで、とくにワイン⽤ブドウ⽣理学の研究を30 年近く続けている。フランスのモンペリエ⼤学の博⼠号を有し、同⼤学およびアンジュ⼤学、イタリアのトリノ⼤学など国外でも共同研究を⾏い、学⽣を指導する。ワイナリーのヴィンヤードの指導も⾏っている。
研究の中⼼は接⽊の⽣理学的諸相で、キャノピーと根系の形態、ブドウの品質とワインスタイル、短期/⻑期にわたる栽培⼿法及び気候が与える影響を⽣理学⾒地からの解明。最終の研究⽬的は、ワインの品質を向上させワインのスタイルを明確にする実践的な栽培⼿法の確⽴にある。