ラ・ブーシュリー・デュ・ブッパ(東京都目黒区祐天寺)

かつて「トロワピエロ」として知られた店を2010年2月にリニューアルオープン。こだわりの国産肉は特注の熟成庫で食べ頃を見極めて調理する。

日本の自然で育ったジビエとワイン
たとえば肉は北海道や関東近郊のハンターから、ワインは日本各地の生産者から直接仕入れる。食材の出自に徹底してこだわる同店が日本ワインに注目し出したのは2004年頃。かつてシェフとともに生産者やハンターのもとへ通って契約交渉をしたという山﨑武指マネージャーは、「アルガブランカイセハラやボー・ペイサージュなど、思わず造り手に会いたくなるワインが増えてきた。造り手の哲学を感じさせます」。日本の大地に育まれたブドウの個性を最大限に活かし、棘の取れたムダのない美味しさ(熟成感)も感じさせる現在の日本ワインは、日本のジビエとの共通点も多い。事実、とくにアピールせずとも今ではお客の7〜8割が日本ワインを頼むそうだ。
(情報提供:イカロス出版株式会社/2016年4月更新)

基本情報

所在地 東京都目黒区祐天寺1-1-1 リベルタ祐天寺B1
電話 03-3793-9090
アクセス 東急東横線・地下鉄日比谷線中目黒駅から徒歩7分
営業時間 18:00〜2:00(LO1:00)/日18:00〜24:00(LO23:00)
休業日 毎週月曜日
ホームページ http://dubuppa.com/

ギャラリー

すばらしいワインも生産量が少ないため評価が広まらないのが日本ワインの課題。「だからこそ手に入れた飲食店は上手に提供するのが使命」と山﨑さん。
岐阜産鮎のパテ(1,600円)。ジビエの店だが魚料理の評価も高い。
ジビエのカスレ(1,800円)。さまざまな肉の部位やソーセージをひよこ豆と煮込んだ濃厚なカスレ。