4月10日から5月5日に開催される「北上展勝地さくらまつり」は、日本全国から訪れる大勢の花見客で賑わいます。期間中は、北上川上空を鮮やかな鯉のぼりが泳ぎ、遊覧船が運航されるほか、満開の桜並木をノスタルジックな雰囲気たっぷりの観光馬車が走ります。また夜には、美しくライトアップされた桜並木が川面に映し出されます。

悠然と流れる北上川の河畔にある北上展勝地は、東北有数の桜の名所として知られ、「さくらの名所100選」「みちのく三大桜名所」に数えられています。珊瑚橋から2キロにわたる桜並木の他にも、約150種の様々な桜が、展勝地公園内293haに1万本あると言われ、4月中旬ごろに咲き始めるソメイヨシノから5月上旬のカスミザクラまで美しさを競います。

「展勝地」は、大正9（1920）年、和賀展勝会が桜を植樹、翌10年に開園しました。北上川の洪水の被害等に見舞われましたが90年近くの間、地域住民に支えられ現在のような桜の名所となっています。エーデルワインからは車で40分強。お花見の際にはぜひお立ち寄りください。